出産や育児という人生の大きな転機の中で、ふと「このままの働き方でいいのかな」と立ち止まる瞬間ってありますよね。
私自身、3人の子どもを出産して育児に追われる日々の中、育休中こそ「自分のために何かしたい」と思うようになりました。
とはいえ、家事と育児だけで精一杯なのに、どんな資格が良いのか調べるだけでもひと苦労。
「費用は?」
「難易度は?」
「本当に役立つの?」
と迷ってしまう方も多いはずです。
この記事では、育休中でもムリなく挑戦できて、復職後や転職にも活かせるおすすめ資格を3つに厳選してご紹介します。
また、資格選びで失敗しないためのポイントや、取得するメリットもあわせてお届けします。
産休・育休中に取得したいおすすめの資格はこの3つ!

産休・育休の間に資格取得をしたいと考える方も多いはず。
とはいえ、どんな資格がいいのか悩んでしまいますよね。
そこで今回は産休・育休中に取得したいおすすめの資格をまとめてみました。
ちなみに私は育休中に『ファイナンシャルプランナー3級』の資格を取得しました。
せっかくなら育休の間に2級まで勉強すればよかった!とちょっと後悔しています。
おすすめの資格
- ファイナンシャルプランナー(FP)
- マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
- 医療事務
おすすめの資格① ファイナンシャルプランナー(FP)
産休・育休中に取得したいおすすめの資格は『ファイナンシャルプランナー』です。
ファイナンシャルプランナーとは?
家計にかかるお金や住宅ローン・税金などの知識を持ちライフプランをサポートするお金の専門家
勉強するメリットは?
- ライフプラン表の作成ができるようになる
- 不動産や税金など幅広い知識を知ることができる
- 家計管理を客観的にみることがてきる
- 家事・育児の間に独学でも勉強可能
育児や家計のことを真剣に考えるようになったとき、お金の知識がないことに不安を感じたことはありませんか?私が「ファイナンシャルプランナー(FP)3級」の勉強を始めたのも、まさに育休中でした。
FPでは、保険や税金、住宅ローン、老後資金、相続まで幅広いお金の知識を学びます。
家計管理に役立つだけでなく、教育費の準備やライフプラン作成にも応用できるのが魅力です。
実際に私が一番役立ったのは「ライフイベント表の作成」。
家族の年齢や予定している支出(車購入や教育費など)を時系列で可視化したことで、「いつ・いくら必要か」が明確になり、漠然とした不安がすっと消えました。
試験は年に3回実施されており、独学でも十分合格が目指せます。
私はYouTube動画やアプリを活用し、子どもがお昼寝している時間や夜の隙間時間にコツコツ勉強しました。
ちなみに3級の合格率は実施団体により異なり、FP協会では80%前後、きんざいでは50%前後とされており、初心者にもチャレンジしやすい資格です。
「まずはお金の基本を学びたい」「育児の合間に何か始めたい」と思っている方には、FPはぴったりの資格だと思います。
おすすめの資格② マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
産休・育休中に取得したいおすすめの資格は『マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)』です。
マイクロソフトオフィススペシャリストとは?
ワードやエクセル・パワーポイントなどのマイクロソフト社のパソコンスキルを証明する資格
ワードだけ・エクセルだけなど1科目から受験可能
勉強するメリットは?
- パソコンスキルを証明することができる
- 復職後、業務の効率化ができる
- 実務で実践できる
- 世界で通用する国際資格
- 家事・育児の間に独学でも勉強可能
事務職や在宅ワークに欠かせないのが、パソコン操作のスキル。
中でも、WordやExcel、PowerPointといったソフトを扱えるかどうかは、仕事の効率に大きく影響します。
「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」は、これらのスキルを客観的に証明できる国際資格です。
Excelだけ、Wordだけなど1科目ずつ受験できるので、自分のレベルや目的に合わせて選べるのが嬉しいポイント。
私自身、過去に「パワーポイントが使えなくて資料作成に苦労した…」という苦い経験があります。
あのときMOSの知識があれば、スマートに乗り切れたはず…と今でも思います。
MOSの試験は毎月開催されており、子育て中でもタイミングを見つけやすいのが魅力です。
また、独学でも合格可能で、参考書やYouTube・アプリなどを活用すれば1〜2ヶ月の勉強でも十分対策できます。
復職後の業務効率がグンとアップするのはもちろん、パソコンスキルがあることで転職市場でも強みになります。
PCに少しでも苦手意識がある方や、在宅ワークを目指したい方には特におすすめです。
おすすめの資格③ 医療事務
産休・育休中に取得したいおすすめの資格は『医療事務』です。
医療事務とは?
医療機関で患者さんの受付や会計、診療報酬計算など全般の業務を行う仕事の資格
勉強するメリットは?
- 転職・就職がしやすい
- 全国で求人があるため長く働くことができる
- 診療明細の内容が理解できるようになる
- 家事・育児の間に勉強可能
「住む場所が変わっても、仕事に困らない資格が欲しい」
そう思ったときに候補に上がったのが、医療事務の資格でした。
医療事務は、病院やクリニックで受付や会計、診療報酬明細書(レセプト)の作成などを行う、いわば医療現場の“縁の下の力持ち”のような存在です。
全国どこでも医療機関があるため、求人数が安定しており、引越しや育児などライフステージの変化にも柔軟に対応しやすいのが特徴です。
正社員・パート・派遣といった働き方が選べる点も、家庭との両立を考えるママにとって大きなメリットです。
実は私も一度、医療事務の勉強にチャレンジしたことがあります。
でも当時は、試験日が近づくにつれて焦りばかりが募り、思うように勉強時間を確保できず、途中で諦めてしまいました。
今思えば、「自分が本当に興味を持てるか」をしっかり見極めることも大事だったなと感じています。
とはいえ、通信講座や在宅学習でも取得可能なうえ、試験も年に3回以上と受けやすいので、再チャレンジしたい資格のひとつです。
医療・福祉の現場で安定して長く働きたい方、資格を活かして地域密着型の仕事をしたい方には、医療事務は心強い選択肢になるはずです。
資格取得のためにチェックしたいポイント3つ!

「資格を取りたい!」と思っても、いざ選ぶとなると迷ってしまいますよね。
私自身もそうでした。
ネットで調べても情報が多すぎて、余計に分からなくなってしまったこともあります。
そんなとき、私が実際に判断材料にした3つのポイントをご紹介します。
どれも育休中の限られた時間とお財布事情にぴったりな視点なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
チェック
- 短期間で取得できるもの
- あまり費用がかからないもの
- 興味がある・勉強したいと思えるもの
チェック① 短期間で取得できるもの
育休が終わると、まとまった勉強時間を確保するのは至難の業です。
そのため、半年〜1年以内で取得できる資格を選ぶのがおすすめです。
たとえば、FP3級なら3〜4ヶ月の勉強でも十分合格が狙えます。
試験も年3回あるので、スケジュール調整もしやすいです。
チェック② あまり費用がかからないもの
育休中は収入が減ることが多いので、資格取得にかかる費用も気になるところ。
独学できる資格を選べば、テキスト代と受験料だけで済むのでかなり節約できます。
最近は、YouTube講座やスマホアプリでも無料〜低価格で学習できるものがたくさんあります。
通信講座を使う場合でも、キャンペーンやセット割を活用すれば1〜2万円台で始められることもありますよ。
チェック③ 興味がある・勉強したいと思えるもの
何よりも大切なのが、「本当に学びたい」と思える資格かどうかです。
どんなに役に立つ資格でも、興味が持てなければ続きません。
実は私、以前に医療事務の勉強を始めたものの、途中で手が止まってしまったことがあります。
理由は単純で、「おもしろく感じなかった」からなんです。
興味のある分野を選べば、自然と学びも楽しくなります。
「勉強=苦行」ではなく、「自分へのごほうび時間」に変わりますよ。
産休・育休中に資格をとるメリットは?

「赤ちゃんとの毎日は幸せだけど、正直ずっと家にいて社会から取り残されている気がする…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
私もそうでした。
産休や育休中は、仕事から一時的に離れることで時間ができる一方で、「ブランク」や「将来への不安」を感じやすい時期でもあります。
そんな時に資格取得を目指すことには、いくつものメリットがあると実感しました。
資格をとるメリット
- スキルアップして「自分の市場価値」を高められる
- 休職中の漠然とした不安を和らげてくれる
- 気分転換になり自分らしさを取り戻せる
メリット① スキルアップして「自分の市場価値」を高められる
資格は、育児が落ち着いたあとに再び仕事を始めるときの「自信」になります。
特に今は「資格がある=即戦力」と見なされる場面も多く、履歴書に書ける武器があるのは強みです。
FPやMOSのような資格は、業種を問わず活かせる汎用性の高さも魅力。
スキルアップをしておくことで、希望の働き方を実現しやすくなります。
メリット② 休職中の漠然とした不安を和らげてくれる
「復職してうまくやれるだろうか…」
「この先、今の仕事を続けていくべき?」
そんなモヤモヤとした不安が、育休中にふと襲ってくることがあります。
資格勉強を始めることで、新しい知識が頭に入り、自信が少しずつ芽生えてきました。
何かに取り組んでいる実感が、不安を静かに薄めてくれた気がします。
メリット③ 気分転換になり自分らしさを取り戻せる
毎日赤ちゃんと二人きり。かわいくても、気づけば「今日、大人と話してない…」という日も。
そんな日々の中で、資格勉強の時間はまさに「自分のための時間」でした。
テキストを開いて数分でも集中するだけで、気持ちがリフレッシュされるんです。
小さな達成感を積み重ねることで、「子育てだけじゃない自分」も大切にできるようになりました。
【まとめ】産休・育休中におすすめの資格!ムリせずスキルアップを目指そう!

赤ちゃんとのかけがえのない時間。
でもその中でふと、「このままでいいのかな?」と自分のこれからに目を向けることってありませんか?
そんな気持ちをきっかけに、資格取得という選択肢が見えてくるのはとても自然な流れです。
育休中は、じつはスキルアップに最適なタイミングでもあります。
今回ご紹介した資格はこちらの3つ
産休・育休中におすすめの資格
- ファイナンシャルプランナー(FP):お金の不安を減らし、家計管理に役立つ資格
- マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS):復職や転職でも強みになるパソコンスキル
- 医療事務:全国で求人多数、安定した働き方を目指せる資格
それぞれに特徴があり、あなたの興味やライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
大きな目標でなくてもいいんです。
1日15分から、まずは「自分の未来」に向けた一歩を踏み出してみませんか?
資格取得は、がんばっているあなた自身へのプレゼントにもなります。
ムリせず、でも確実に。
少しずつでも前に進むあなたを、きっと未来の自分がほめてくれますよ。